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Sapporo Next Leadingさんがメカノクロス参謀 西岡の記事を掲載してくれました!~第三弾~


✨【Leading Person~SNL最前線~vol.3-③】✨

SAPPORO NEXT LEADING(SNL)では、札幌の未来を担う意欲ある企業を応援しています!

詳しくは公式サイトをご覧ください!

https://www4.city.sapporo.jp/nextleading

「Leading Person~SNL最前線~」では、事務局が認定企業をフィーチャーし、SNLで活躍する社員の方々を紹介しています。

第3回は「株式会社メカノクロス」さん(上場支援コース)をフィーチャー!

北大発認定スタートアップ企業の同社。

https://mechanocross.com/

「メカノケミカル有機合成」という新技術を用いて、旧来の有機溶媒プロセスのリプレイスによる①環境負荷の大幅低減と②革新的生産性の向上を通じたサステナブルな世界の実現に挑む企業の「若き企業参謀」である西岡さんの過去・現在・未来に迫ります。

前回投稿はこちらをご覧ください!👉👉👉

①https://www.facebook.com/nextleading/posts/122156147018320810

②https://www.facebook.com/nextleading/posts/122157040604320810

【第3回(全4回):メカノクロスの挑戦と成長を支える仕組みづくり】

― 海外展開以外の西岡さんの役割についても教えてください。

最近では、人事評価制度の整備にも取り組んでいます。入社してすぐの段階では、予実管理等の整備を優先して進めました。これまで幅広い業務を経験してきた背景があるので、必要に応じて柔軟に対応している状況です。会社の基盤を早めに整えることで、上場を見据えた長期的な成長を支えたいと考えています。

― かなり早い段階から管理面の整備に力を入れられている印象です。

現在、試験運用としてベータ版の人事制度を導入しており、1~2年で調整を重ねていく予定です。制度を「生きたもの」にするために、まずはメンバーや企業文化に合った仕組みを試作し、導入時の負担を軽減しています。これにより、メンバーが制度を受け入れやすい環境を整え、実際のフィードバックを基に改善を繰り返すことで、より効果的な制度の構築を目指しています。

― 現在の社内構成についても教えてください。

現在のチームは9人で、フルコミットのメンバーは7人です。営業を担当しているのは社長と私の2人で、その他のメンバーは全員技術職です。今後、事業開発や営業にもっと注力したいと考えているので、メンバーを増やす必要性を感じています。事業と技術、どちらもバランスよく進めていきたいです。

― ほかに重要な課題として考えていることは何ですか?

特に重要なのが、資金調達です。私たちのビジネスモデルは収益が徐々に大きくなる仕組みですが、それを実現するためには、試験規模の拡大や新しい装置の開発が必要です。そのための資金をどう確保するかが、目下の課題ですね。足元は補助金やデットファイナンスなどをうまく活用しながら拡大を目指します。また将来的に大きくシリーズを上げる際には、海外市場の開拓が不可欠です。海外拠点の設立や海外での大規模な事業展開に備えて、事業シナジーが見込めるパートナーの探索・連携を大切にしていきたいと考えています。例を挙げるとすると、国内外のCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)との連携のような形で、技術や事業展開に協力してくれる企業からの支援を得ることは非常に有効だと考えています。国内外問わず、共に成長できるパートナーを見つけることが成功の鍵だと感じていますね。

― 幅広いお仕事をされていて驚かされますが、西岡さんの強みは何だと思いますか?

私の強みは「オールマイティさとバランス力」だと思っています。具体的には、事業会社で幅広い業務に従事した経験を活かし、割と何でも浅く広く対応ができるところですね。そのベースに加えて、コンサルで培った戦略思考で足りないところを補完しながら、必要に応じて柔軟に深く対応できることが強みだと自分では分析しています。そうした動きをする中で、全体を通して何をどの程度、今するべきなのか、そうするためには誰と何を握ればよいのかを考え、常に大事なところに必要なエフォートをかけるように心がけています。少し毛色は変わりますが、会社や社長の目指したい方向性やアイデアを起点に、そこに自身の考えや工夫を加えながらプレゼン資料や具体的な計画に落とし込み、それを実現可能な形に創り上げていくことも得意です。これも戦略と実態の行間を埋める、バランスをとることの一部ですね。個人的にも、ふわっとしたモノをただのアイデアや企画で終わらせず、実際に形となるプロセスを作り上げる瞬間がとても好きなので。こうした取り組みを通じて、最終的にチームや会社全体がハッピーになる瞬間を作り出したいと考えています。

【 ライター記 】

西岡さんの柔軟な対応力と、長期的な目標を見据えた着実な取り組みに、上場への期待感が高まりました。

次回、最終回となる第4回目は、「札幌からの挑戦」をテーマに、西岡さんの展望を深堀します